貯水率が0%になり緊急的な放流に踏み切った早出川ダムの上流。褐色の斜面があらわになっていた=4日、五泉市(本社ヘリから)
貯水率が0%になり緊急的な放流に踏み切った早出川ダムの上流。褐色の斜面があらわになっていた=4日、五泉市(本社ヘリから)
貯水率0パーセントになった早出川ダム(下流側から撮影)=4日、五泉市
貯水率が0%になった早出川ダム。底辺部の水は残っている=4日、五泉市
貯水率が0%になった早出川ダム。底辺部の水は残っている=4日、五泉市

 県は4日、少雨の影響で早出川ダム(五泉市)の貯水位が最低水位以下となる貯水率0%となったとして、渇水対策でダム底辺部に残る水を緊急的に放流した。渇水による緊急的放流は2023年以来。貯水位が低下し、褐色の斜面とわずかに残る水が見られ、渇水状況が浮き彫りになった。

主なダムの貯水率一覧マップ
魚沼地域で猛暑と水不足に不安の声 八色西瓜は空洞化、山菜は葉焼け
上越市の市民への節水要請から3週間 正善寺ダムの水減少緩やかに

 ダムが貯水率となったのは0%。底辺部には泥や砂をためるスペースがあり、水が残っている。本来は放流しないが、最低水位以下になった場合は緊急的に放流している。

 ダムを訪れた五泉市...

残り1549文字(全文:1849文字)