貯水率が低下し、供給を一時停止している大谷内ダム=3日、津南町
貯水率が低下し、供給を一時停止している大谷内ダム=3日、津南町

 県内で記録的な猛暑と少雨が続いている中、魚沼地域の農作物にも被害が出始めた。十日町市や津南町では水田のひび割れが起き、魚沼市の促成栽培の山菜や南魚沼市の八色(やいろ)西瓜(すいか)にも影響が見られる。農業用水の供給が停止されたダムやため池がある中、湯沢町を除く4市町が自治体独自の渇水対策補助金を支給するなどの支援策を講じているが、関係者らは「いつまで、雨が降らない状況が続くのか」と気をもんでいる。

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 各市町によると、水稲は十日町市の天水田や津南町の一部水田で、水不足による水田のひび割れや葉先のヨレなどが出始めた。魚沼市や南魚沼市、湯沢町で目立った被害は報告されていない。各自治体とも、...

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