シーカヤック体験に来たお客を案内するインストラクターの髙嶋俊輔さん=佐渡市琴浦
シーカヤック体験に来たお客を案内するインストラクターの髙嶋俊輔さん=佐渡市琴浦

 「佐渡島(さど)の金山」の世界遺産登録から1年。島内への観光客は約2割増え、インバウンド(訪日客)も目立ち始めている。訪れた人にとって“佐渡の顔”となるのは、観光スポットや宿泊・飲食施設、交通機関などで働く人たち。「自分たちが旅の印象を決める」というプライドを持ち、おもてなしの最前線に立つ、その仕事ぶりを紹介する。(6回続きの5)

 佐渡市の南端にある「小木ダイビングセンター」(琴浦)の髙嶋俊輔さんは、5人いるインストラクターで最年少の27歳。「いろんな人と触れ合えるのがこの仕事の楽しいところ」と目尻を下げる。インストラクターになって今年で4年目を迎えた。

 これまで主に担当してきた人気のシーカヤック体験は、...

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