実証運行が始まった柏崎総合医療センターへの直行便=5日、柏崎市北半田2
実証運行が始まった柏崎総合医療センターへの直行便=5日、柏崎市北半田2

 刈羽村は5日、村内と柏崎総合医療センター(柏崎市北半田2)を結ぶ乗り合いバスの実証運行を始めた。利用者の多い医療センターへの直行便を新たに設け、既存の公共交通を補完することで、利便性の向上を目指す。運賃は片道800円で、火、木曜の週2回運行する。

 刈羽村では、村が直営する無料のコミュニティバス「ぴーちゃん」や、電話予約制のデマンドタクシー「デマンドかりわ」を展開してきた。

 しかし、運行範囲は村内と柏崎市曽地、利用者が多い柏崎市土合の佐藤医院まで。車を所有していない人が医療センターに行くには、電車やバスを乗り継ぐか、片道3000円ほどかけてタクシーに乗る必要があった。

 村内には車を持たない高齢...

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