
新潟県は、新潟市と上越地域を結ぶ鉄道の高速化で四つのルート案の需要予測などを明らかにした。4案をそれぞれ整備した場合、乗客需要は年間18万〜68万人増えると予想。一方、整備費用に対し金銭に換算できる便益がどの程度得られるかを示す「費用便益比」は、2案がメリットよりもコストが上回る結果となった。
【関連記事】
・新潟-上越の鉄道高速化「極めて重要」、長岡市でシンポジウム
・「鉄道高速化」実現なら新潟-上越妙高で27~40分短縮、費用は1200億~2100億円
試算は8日の第6回高速鉄道ネットワークのあり方検討委員会で示された。
これまでに公表された整備案は(1)JR信越線長岡駅から直江津駅を経てえちごトキめき鉄道(トキ鉄)妙高はねうまライン上越妙高駅までをミニ新幹線化(2)信越線長岡駅から...
残り679文字(全文:1025文字)