長崎原爆犠牲者の追悼式で黙とうする参列者=9日、新潟市役所
長崎原爆犠牲者の追悼式で黙とうする参列者=9日、新潟市役所
長崎原爆犠牲者の追悼式で献花台に手を合わせる参列者=9日、新潟市役所

 米軍による長崎への原爆投下から80年となった9日、新潟市中央区の新潟市役所でも犠牲者の追悼式が開かれた。市民約100人が鎮魂の祈りをささげ、核兵器廃絶の実現を誓った。

 県原爆被害者の会と市、市職員労働組合が主催した。市役所正面玄関前で開かれた式典で、参列者は原爆投下時刻の午前11時2分に合わせて静かに目を閉じ、犠牲者の冥福を祈った。

 「被爆2世」で県原爆被害者の会事務局長の西澤慶子さん(68)=胎内市=は「80年前、米国が投下した2発の原子爆弾は広島と長崎を死の街に変えた。前の日まで元気に暮らしていた人々の命、生活全て消滅させられた」と述べ、惨禍を語り継ぐ大切さを訴えた。

 献花台には長い列が...

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