
會津八一の書画を題材に拓本を体験する高校生=新潟市中央区万代3
書家で歌人の會津八一が残した書画の拓本を体験するイベントが新潟市中央区の新潟日報メディアシップで開かれた。県内六つの高校の書道部員約30人が参加し、八一の書の魅力や、拓本の技術を学んだ。
若い世代に八一の作品に親しんでもらうため、新潟市會津八一記念館が企画。八一が生まれた8月1日にちなんだ「八一祭」の一環で、7月下旬に開かれた。
拓本は石碑などに紙を当て、上から墨をたたきつけて表面を写し取る技法。作業には、奈良市の石工、左野(さの)勝司さんが新潟日報社に寄贈した石版を使った。石版には、八一が奈良の仏像を詠んだ歌や、好んだ言葉「獨往(どくおう)」などが刻まれており、生徒たちは4人一組で、水や墨...
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