
ドイツのメルツ首相(右)とトランプ米大統領=6月5日、ワシントン(AP=共同)
ドナルド・トランプ氏は、2021年1月の米連邦議会襲撃事件を扇動したとして刑事訴追されるなど、崖っぷちの状況から復活を遂げた米国史上まれな大統領だ。
2期目就任後、トランプ氏の支持率と不支持率の差は、対ロシア融和姿勢や関税引き上げ、そして連邦政府の抜本的な改革推進に対する不人気の影響で、1月下旬の6・2ポイントのプラスから4月中旬の3・4ポイントのマイナスへと大きく変動した。
それでも、トランプ氏はいくつかの注目すべき成功を収めている。
▽乱高下する政権
支持率は1期目もジェットコースターのように乱高下した。政権発足から6カ月後の17年7月には40%を下回っている。主要公約だったオバマ前政権...
残り1541文字(全文:1841文字)














