3日までシンガポールで行われた世界水泳選手権で、競泳の日本は銀3個、銅1個の計4個のメダルを獲得し、銀メダル1個に終わった昨年のパリ五輪から復活の第一歩を踏み出した。今後は日本水泳連盟が主導した強化策を進め、さらに高い目標を掲げるべきだ。
日本は1996年アトランタ五輪でメダルゼロと惨敗。その後、選手やコーチがばらばらだった代表を、チームとしてのまとまりを重視した強化で立て直した。北島康介さん、大橋悠依さんが複数の金メダルを手にするなど、五輪日本選手団の中核を担った。
しかし、パリ五輪に向けては方針がコーチ間で対立するなど再び一体感を失い、低迷。復活を期して、日本水連の倉澤利彰競泳委員長の下...
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