胎内市出身の戦没者を追悼した慰霊祭=20日、胎内市新和町
胎内市出身の戦没者を追悼した慰霊祭=20日、胎内市新和町

 胎内市戦没者慰霊祭が20日、市産業文化会館で営まれた。市内の遺族らが犠牲者を悼み、世界で続く戦争の終結と平和を願った。

 市内の遺族会が主催し、会員約50人と関係者らが参列。黙とうの後、中条地区遺族会会長の馬場一夫さん(77)が「先の大戦が終結して80年。苦難に満ちた往時を思うと悲痛の思いが胸に迫る」と戦没者を悼んだ。また、世界各地で戦争が続く現状に触れ「恒久平和を願う活動を続けていく」と力を込めた。献花も行われ、戦没者の名前が読み上げられた。

 終了後、黒川地区遺族会副会長の板谷越隆俊さん(80)は「父方の叔父は20歳の時に満州で亡くなった。平和のために犠牲者の慰霊を続けていく必要がある」と語...

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