南魚沼市の補助事業を活用してウラコウが導入したトラクター=南魚沼市浦佐
南魚沼市の補助事業を活用してウラコウが導入したトラクター=南魚沼市浦佐

 南魚沼市の本年度新規事業で、農業用機械を購入する際に最大200万円を交付する「農業用機械整備支援事業補助金」が生産者に好評だ。物価高による生産コストの増加や高齢化、後継者不足が課題となる中、高額な農業用機械が買えずに離農する生産者が増えていることを踏まえて設けた。生産者からは、来年度以降の補助金の継続と拡充を望む声が出ている。(魚沼総局・丸山慧人)

 「機械の値段がどんどん高くなり機械貧乏だった。大きな機械の更新には補助金が役立った」。南魚沼市浦佐の農業法人ウラコウの坂西浩一郎社長(77)はほっとした表情を見せた。

 ウラコウは主にコシヒカリを生産している。田植え時に使うトラクターの購入に補助金...

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