
良寛にまつわる2作品を良寛記念館に届けた新潟良寛研究会の立花純子さん(右)と永寶卓館長=出雲崎町米田
出雲崎町米田の良寛記念館に、新潟市中央区の女性(93)が所有していた良寛にまつわる2作品が寄贈された。女性は、新潟良寛研究会(新潟市秋葉区)の創立50周年記念誌を紹介した新潟日報を読み、「作品を大切にしてくれるところに引き取ってほしい」と会長の立花純子さん(64)に相談。立花さんが「新聞が取り持った縁をつなげたい」と7月下旬、記念館に作品を届けた。
寄贈された2作品は、画家の富川潤一が描いた良寛の絵に書家江川蒼竹が書を入れた合作「秋風良寛」と、画家の小杉放庵の木版作品「良寛和尚月中舞」。秋風になびく良寛や、丸い月の中で子どもと楽しそうに舞う良寛の姿が描かれている。
立花さんによると...
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