国土交通省北陸地方整備局は29日、能登半島地震による液状化被害で被災した、新潟市の信濃川の堤防復旧工事を完了した。再び液状化被害が発生することを防ぐため、堤防の地中に砂を埋め込む地盤改良を行った。北陸地方整備局によると、国が管理する河川で地震被害の復旧作業が続いている県内の箇所は上越市の関川のみとなっている。

 北陸地方整備局信濃川下流河川事務所によると、今回工事が完了したのは新潟市西区平島の左岸(総延長35メートル)と、中央区美咲町の右岸(同350メートル)の2カ所。

 それぞれ液状化により堤防が沈下したり、地面が波打ったりするなどの被害があり、2024年10月から本復旧や地盤改良に着手してい...

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