
戦争と新聞報道をテーマにした企画展「戦後80年 戦争を伝える」が6日、横浜市中区のニュースパーク(日本新聞博物館)で始まる。戦時下の報道を振り返るとともに、現在に至るまで海外の紛争をどう報じたかなど、地方紙を含めた各紙面を中心に170点以上の資料で解説する。
展示は4章構成。報道機関が太平洋戦争期に戦意高揚の一端を担ったことや、戦後その反省から戦争の実相に迫った報道などを紹介する。また、米軍の捕虜になり、対日宣伝ビラの制作に協力した新潟日報社の元社長、小柳(おやなぎ)胖(ゆたか)らも取り上げる。交流サイト(SNS)や生成人工知能(AI)が情報戦に活用され、偽情報が真実のように出回る現在の状況...
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