
イスラエル軍による攻撃で被害のあった建物=9日、カタールの首都ドーハ(ロイター=共同)
【ドーハ共同=岡田隆司】イスラム組織ハマス幹部を狙ったイスラエル軍によるカタールへの空爆。被害のあった首都ドーハでは攻撃から一夜明けた10日、イスラエルへの非難が相次いだ。カタールはパレスチナ自治区ガザの停戦交渉で仲介役を務めており、努力を踏みにじる「裏切り」との憤りも。6月にはイランが在カタール米軍基地を攻撃したばかりで、安全への不安から外国人労働者が退去するのではとの声もあった。
「カタールの仲介は多くの国を助けていた」。ドーハで暮らすエジプト出身のマンドゥーハさん(41)は、2023年10月に始まったガザ戦闘を終わらせるためカタールは仲介をしているとして、空爆に踏み切ったイスラエルを非...
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