
佐渡汽船(佐渡市)は2025年6月中間連結決算などの半期報告書を関東財務局に提出した。最終損益は5億3700万円の赤字となった。前年同期(1億400万円の赤字)から赤字幅が拡大した。旅客数が伸びて増収を確保したが、人件費の増額や資材などの値上がりが利益を圧迫した。
「佐渡島(さど)の金山」が2024年7月に世界文化遺産登録された効果で観光需要が伸び、売上高は前年同期比6・9%増の55億8300万円となった。1〜6月の旅客輸送人員は3・6%増の53万4374人、自動車航送台数は乗用車換算で4・5%減の9万2853台だった。
利益面では、コスト増に加え、補助金減少の影響も大きかった。
営業損益は...
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