
県病院局が製作した「診療情報モニタリングシステム」の画面。病床利用率や患者数予測などを30分ごとに更新する
県病院局は、県立病院の病床利用率や入院患者数の予測などを可視化する「診療情報モニタリングシステム」を独自に開発した。がんセンター新潟(新潟市中央区)と新発田(新発田市)の2病院で導入したほか、県立中央病院(上越市)でも導入する予定。業務を効率化し、入院患者の積極的な受け入れにつなげ、病床稼働率を高めたい考えだ。
これまでは緊急入院する患者がいた場合、看護師らが病棟の空き状況や、近日中の入院予定患者を調べた上で、受け入れる病棟を決めていた。
新システムは、医師や看護師が患者一人一人の病名、入退院日などをパソコンで入力する「電子カルテ」とつながっている。カルテに患者の情報を入力すると病棟ごとの病...
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