県内作家の新作間近に

 今年は例年にも増して酷暑の中での開催となりましたが、9月に東京の国立新美術館で開かれた第109回二科展には連日多くの方にご来場いただきました。作品前の熱心な鑑賞者の姿に、出品者一同は大きな励みをいただきました。

 これは新潟支部長の村山成夫をはじめとする若い会員が中心となり、交流サイト(SNS)などを通じて二科展の魅力を積極的に発信し続けてきた成果だと感じています。

 第109回二科展では、展示方法や作品選定で新たな試みと挑戦が行われました。絵画部では、春季展「S20号コンクール」の受賞者特別展示、動物をモチーフにしたアニマルルーム、35歳以下の「U35奨励室」など。彫刻部では「カテゴリー30」...

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