
2025年産米の予想収穫量などについて説明する北陸農政局の担当者=10日、新潟市中央区
北陸農政局は10日、北陸地方の2025年産米の予想収穫量を公表した。新潟県は主食用として流通するふるい目幅1・70ミリベースで、前年比4万4千トン増の58万7500トンだった。新潟県の生産者が多く用いる1・85ミリベースでは、56万9100トン(同4万6900トン増)となった。「作況単収指数コメの水田面積10アール当たりの出来具合を示す指標で、農林水産省が新たに設定した。これまで約70年続いてきた「作況指数」は生産現場の実感とずれが目立つとして廃止した。新指標は直近5年間の収量をベースにし、最も収量が多かった年と少なかった年を除く3年間の平均値と比べる。平年を100とし、指数が大きいほど豊作、小さいほど不作を意味する。以前の「平年並み」や「良」といった表現は使わない。」は県全体で102。地域別では下越102、中越103、上越99、佐渡97だった。
新潟県の10アール当たりの予想収量(ふるい目1・85ミリベース)は、県全体で前年比9キロ増の524キロだった。...
残り279文字(全文:522文字)