作業事故ゼロを願って開いた「安全決起大会」=22日、柏崎刈羽原発
作業事故ゼロを願って開いた「安全決起大会」=22日、柏崎刈羽原発

 東京電力は22日、柏崎刈羽原発で働く職員の安全意識を高めて作業事故ゼロを目指す「安全決起大会」を、原発構内で開いた。2025年度は21日時点で作業事故件数が15件となり、24年度と並んだ。出席した東電と協力企業41社の計156人に、稲垣武之所長が「一人一人が本気で危機感を持って取り組まなければならない状況だ」と訴えた。

 25年度は16人がけがを負った。9月8日には、クレーンのフック部分が作業員の腰道具に引っかかってつり上げられ、高さ2メートルから落下して足を骨折。23日には作業員2人が工具と鉄板に手を挟み、2人とも手の指を骨折した。...

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