
ワイングラスを手に取る田崎真也さん
1995年のコンクールで日本人として初めて世界一の座をつかんだソムリエの田崎真也さん。それから30年がたち「ソムリエという言葉が日本中に知られるようになった」と振り返る。日常的に食卓でワインを楽しんでもらおうと、長年にわたり、さまざまな形で発信を続けてきた。「こたつに入り、漬物をつまみながら湯飲みで赤ワインを」という飲み方も提案してきた田崎さんに、この30年の変化や思いを語ってもらった(共同通信=工藤恵)
▽コンクールは「通過点」
【アルバイトをきっかけにフランス料理に魅力を感じ、ワインの世界へ。1977年に19歳で単身フランスに渡り、料理店で修業を積みながらワインスクールに通ってテイスティ...
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