外見ケア用品への助成制度が利用可能な市区町村数
 外見ケア用品への助成制度が利用可能な市区町村数

 抗がん剤治療に伴う脱毛や乳房切除などで見た目が変化したがん患者がウィッグや乳房補整具など外見ケアのために支払った費用の一部を助成する制度が、2025年度は全国の市区町村の76%に拡大し、地域で格差があるとの調査結果を支援団体が発表した。

 病気や障害のある子どもと家族に必要なケアを届ける活動をしている一般社団法人チャーミングケア(大阪府)が25年6~8月、全市区町村の現状を調べた。

 結果について同法人は「自治体によって助成の有無や対象者、対象品目が異なり、地域格差が生じている。また、声を上げられない子どもの患者への支援も不足している」(石嶋瑞穂代表理事)と指摘し、子どもに限った調査を進めるとと...

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