
首相官邸を出る高市首相=27日午後
高市早苗首相は28日、トランプ米大統領と初めての対面会談に臨む。台湾海峡の平和と安定の維持をはじめとする安全保障上の課題に加え、7月に合意した対日関税と対米投資の進捗が主要テーマとなる見通しだ。覇権主義的な動きを強める中国や、核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対し、日米の結束も図る。主な論点をまとめた。
【安全保障】
首相は日米同盟を「日本の外交・安保政策の基軸」と最重視する。24日の所信表明演説では「首脳同士の信頼関係を構築しつつ、日米関係をさらなる高みに引き上げる」と意欲を示した。防衛費増額目標の前倒しと合わせ、石破茂前首相がトランプ氏と2月の会談で合意した内容を再確認するのかどうかが注目...
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