
 日本維新の会勢力圏での選挙協力を巡る各党の立場
    自民党と連立政権を組んだ日本維新の会の勢力圏では、今後の選挙協力を巡って動揺が広がる。維新は選挙区調整を不要と宣言し、近畿を中心とした自民側は警戒。連立を離脱した公明党との連携継続を求める声が上がる。衆院の一部小選挙区撤退論が浮上した公明側は「白紙」(大阪府本部幹部)を強調。自公が競合しかねない動きも顕在化している。
▽距離
自民が維新との連立をテーマに全国幹事長会議を開いた29日。吉村洋文維新代表は記者会見で、私見と断りつつ「現時点で選挙協力は必要ない」と重ねて表明した。選挙区をすみ分けてきた自公連立を引き合いに「新しい連立の形があってもいい」と主張した。
維新の本拠地で対峙してきた自民大...
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