【高市政権の安全保障政策】防衛力強化前のめり

　小泉進次郎防衛相はヘグセス米国防長官との会談で、防衛力の強化と防衛費増に取り組む決意を伝えた。高市早苗首相は２０２７年度に防衛費と関連経費を合わせて国内総生産（ＧＤＰ）比２％に増額する目標を２５年度中に前倒しすると表明。防衛力の抜本的強化に前のめりの姿勢を鮮明にしている。ただ防衛費の「規模ありき」の感は否めず、野党は財源や軍備増強の是非も含めた議論が必要と指摘する。

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　「国民の命と平和な暮らしを守るための取り組みを、わが国の主体的判断に基づいて行っていく」。２９日、防衛省。小泉氏はヘグセス氏と臨んだ会談後の共同記者会見でこう強調した。

　トランプ米政権が水面下で日本の防衛費をＧＤＰ比３・...