
南雲真仁氏
県内を代表する企業で今年、30〜40代の新社長が相次いで誕生した。人口減に伴う国内市場の縮小、デジタル化への対応など地方企業は大きな課題に直面する。先代からのバトンを受け、新しい発想で、自社だけでなく新潟の経済をどうリードしていくのか。抱負を聞いた。(4回続きの3)
新潟県を代表する日本酒の一つ「八海山」を造る八海醸造(南魚沼市)。30年近く会社を率いてきた父、南雲二郎氏から4月にバトンを受け継いだ南雲真仁社長(32)は「SAKEを世界飲料に」を目標に、国内外の市場開拓を進める。一方で「発酵」を軸に焼酎やウイスキー、麹甘酒、食品、化粧品など日本酒にとどまらない商品展開にも力を入れる。
-「八海山」は全国に多くのファンがいます。
「八海山は食中酒ということで、...
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