
 竹内亮監督
    「中国で撮れば『日本のスパイ』と言われ、日本で活動すれば『中国のスパイ』とたたかれる。だから『僕は二重スパイだ』って言っています」
こんな危ういジョークで皆を笑わせるのは、中国で人気のインフルエンサーであり映画監督の竹内亮。彼が発起人の「2025 中国ドキュメンタリー映画祭 In Japan」が11月7~20日、東京・角川シネマ有楽町で初開催される。
日本でのドキュメンタリー製作を経て、2013年に中国人の妻と南京へ移住。中国の「今」を伝える映像製作を続けている。「中国は人口の多くが国外へ出た経験がないと思う。日本の人が見ている『中国』は一つの側面に過ぎない」。日本人も中国人も、実は相手をよ...
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