
地区懇談会で「縮充」について説明する久保田郁夫市長=糸魚川市の下早川地区公民館
糸魚川市の久保田郁夫市長が就任して半年がたった。4月の市長選で米田徹前市長の後継候補らを破って初当選。市政運営では選択と集中でまちの充実を図る「縮充(しゅくじゅう)」を掲げ、選挙戦で争点となった子育て支援複合施設については、広場とする構想を明らかにした。ただ縮充の具体的な施策ははっきり見えず、広場の構想も予定地のビル解体の入札不調が続き足踏み状態だ。来年度の予算編成を控え、選挙中に掲げた理念をどう進めるのか注目される。
「『縮』の文字にストレートに反応する人が多い。生活も縮まっていくのか、という心配の声を受け止めている」
10月下旬、下早川地区公民館で開かれた、市民と対話する地区懇談会。久保...
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