久保田郁夫市長が建設中止を表明した子育て支援複合施設予定地。代わりに「汎用性のある広場」の具体案づくりを進めている=糸魚川市(本社小型無人機から)
久保田郁夫市長が建設中止を表明した子育て支援複合施設予定地。代わりに「汎用性のある広場」の具体案づくりを進めている=糸魚川市(本社小型無人機から)

 糸魚川市の久保田郁夫市長が建設中止を表明した「駅北子育て支援複合施設(仮称)」を巡り、市議会6月定例会では一般質問や委員会審議で、施設に代わる利活用案について質問が集中した。久保田市長は「汎用性のある広場」を想定していると答弁。市は代替案の詳細を9月議会で提示し、市民への説明も進めたいとするが、議員からは「具体像が見えない」との声が相次いだ。

 複合施設整備計画は米田徹前市長の下で進められた。しかし4月の市長選で久保田氏は計画の見直し、再検討を掲げ当選。6月定例会初日の6月9日、現計画の中止を表明した。予定地にある既存ビルの解体計画は変更せず、6月定例会で近隣の別のビルと一緒に解体することを提...

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