
「東京デフリンピック」の閉会式で盛り上がる各国選手団=26日、東京体育館
聴覚障害者の国際スポーツ大会「東京デフリンピック」が26日、閉幕した。耳が聞こえない、または聞こえにくい選手が世界79の国・地域などから集まった。12日間の大会を通して会場は多くの観客が訪れ、ろう者や手話への理解促進に確実につながり、成功したといえる。運営面ではろう者への情報伝達が不十分な面があったが、共生社会実現に向けた今後の課題として前向きに捉えたい。
「観客席がお客さんで埋まり、期待以上のものを感じた。大きなパワーをいただいたおかげで力を発揮できた」。競泳で金メダル3個を獲得した茨隆太郎選手は手話で感謝の意を示した。
総観客数は、運営する東京都スポーツ文化事業団が目標とした10万人を大...
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