農機具の展示会で行われた「なつほなみ」の試食会=2025年11月、新潟市中央区(写真映像部・新井田悠撮影)
農機具の展示会で行われた「なつほなみ」の試食会=2025年11月、新潟市中央区(写真映像部・新井田悠撮影)

 「令和の米騒動」でコメ不足や米価高騰が課題となる中、生産性向上や高温耐性品種の開発を含め品種の在り方が注目を集めている。農政の転換期を前に、どのような品種が開発され、新たな「商流」を生み出そうとしているのか。国や新潟県、大学、企業がしのぎを削って開発する品種とその戦略を追い、市場変革への引き金となる動きを探る。(3回続きの2)

<上>国内最大級コメ品評会を席巻「ゆうだい21」…そのポテンシャルは

 「稲作農家の経営を支えるアイテムの一つになる」

 2025年11月、新潟市中央区で開かれた最新農機具の展示会。生産者を前に講演した県農産園芸課の瀧澤明洋参事(54)は、今年から一般栽培が始まる県の極早生(わせ)新品種「なつほなみ」をアピールした。

 大粒で食べ応えがあり、あっさりした食味。県産早生品種「こしいぶき」より...

残り1365文字(全文:1722文字)