新春の風物詩の一つといえば、初売りだろう。趣向を凝らした福袋やお買い得品を買い求めようと、今年も各地で行列ができたようだ。寒空の下で並ぶことになったとしても、お目当てのものを手に入れた喜びは大きい
▼初売り独特の熱気を知る向きには物足りないかもしれないが、近年は通販サイトもある。インターネットを検索すれば多彩な福袋が次々に見つかる。暖かい部屋から一歩も出ずに買えるのだから悪くない
▼買い物の仕方が多様化する中、衣料品販売大手ZOZO(ゾゾ)が昨年末に公表したファッション通販白書が面白い。同社の購買データを基に各都道府県の傾向を、キャッチフレーズを付けてまとめた
▼本県はタイムセールの利用率が1位だ。「お得な瞬間逃さない! 辛抱強いセールハンター!」と特徴付けられた。お得に敏感だともいえるが、セールまで待てる辛抱強さは、豪雪地ならではなのかもしれないと注釈が付く
▼1人当たりの購入額のトップではTシャツを多く買うのは島根県、ブリーフは栃木県で、スカジャンは山口県だという。「晴れの国」岡山県はレインシューズの購入額が最下位だ。詳細な要因分析はないが、想像を巡らせてしまう
▼こんなデータもある。午前1時から4時は1人当たりの購入額が伸びるという。夜中に酔った勢いで購入ボタンをポチッと押してしまい、翌朝後悔した経験がある人もいるだろう。残念なことに物価高は今年も続きそうだ。財布と相談しながら買い物しなくては。
