「反省は家に帰ってからでいい。今やるべきことに集中しよう。諦めるな」。そんな監督のげきが試合のライブ映像から聞こえた。新発田商高女子バレーボール部が、10年ぶりに全国大会「春高バレー」に出場した。初戦で敗れたものの、正攻法の戦いで光るプレーも見せた
▼実績ある伝統校も一時は部員が減って存続の危機を迎えた。復活をけん引した3年生にとって、集大成の舞台は何物にも代えがたい一生の財産になるだろう
▼男子の関根学園高の初戦は、悔しすぎる惜敗だった。初出場ながら堂々と戦った。ヒリヒリするようなフルセットの攻防は、終わってもしばらく余韻を引きずるほどだった
▼バスケ、サッカー、ラグビーそれに駅伝。年末から年初にかけて高校スポーツの本県代表がそれぞれの戦いに挑んだ。正月を挟むこんな時季に酷な日程だと思わないでもないが、冬休みに合わせた設定なら仕方ない
▼バスケとサッカーは男女とも8強や16強に勝ち進んだ。強豪校との試合はいずれも紙一重で勝敗が決した。出色だったのはサッカー男子帝京長岡高の2回戦だろう。終了間際に2点をもぎ取って追いつき、PK戦を制した。スポーツの醍醐味(だいごみ)が凝縮された試合だった
▼仲間と練習に練習を重ねたであろう日々を思いつつ、その頑張りから、冬空にのぞく晴れ間のような元気をもらった。少子化などで部活のあり方が変わっていくとしても、高校生がいちずに打ち込む熱量をそいでしまうことのない環境をしっかり整えたい。
