イランに対する大規模軍事作戦について発言するトランプ米大統領=28日(トランプ氏のソーシャルメディアの投稿画面から、ゲッティ=共同)
 イランに対する大規模軍事作戦について発言するトランプ米大統領=28日(トランプ氏のソーシャルメディアの投稿画面から、ゲッティ=共同)

 米国とイスラエルがイランを先制攻撃した。イラン核施設を両国がたたいた昨年6月の「12日間戦争」の再現にも映るが、そうではない。今回は前回と実相を全く異にする異次元の戦争となるリスクをはらむ。

 同時に世界的な石油大国に投げ込まれた新たな火種は、地球全体をも混乱に陥れる「破滅への道程」になるかもしれない。

 「武器を捨てれば完全な免責を与える。さもなければ確実な死に直面する」。攻撃直後にトランプ米大統領が公表したビデオ声明から、米国とイスラエルの意図は明白だ。

 突如始まった攻撃の狙いは、過去47年間、不倶戴天の敵であり続けたイランのイスラム革命体制の転覆と、同国の武装解除にある。イスラエルのネタニ...

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