東京外語大教授の松永泰行さん
 東京外語大教授の松永泰行さん

 米国とイスラエルがイラン再攻撃に踏み切った。昨年末以降、イラン当局が反政府デモを弾圧し、民衆の不満でイスラム体制の足元が揺さぶられている。外交交渉では合意に至ることはできないとの口実も設けやすい。「今が好機」と判断したのだろう。

 軍事戦略上の理由もある。イスラエルは昨年6月、イラン攻撃に乗り出したが、12日間で停戦受諾を余儀なくされた。弾道ミサイルによる報復攻撃で予想外の被害を受けたからだ。

 この時も米国が加勢し、イランの核施設を爆撃した。しかし、革命防衛隊の司令部門や、弾道ミサイルの地下格納庫などは十分にたたいていない。作戦上、未完の課題が残されていた。

 イラン近海には複数の米空母打撃群が...

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