上智大教授の東大作さん(本人提供)
 上智大教授の東大作さん(本人提供)

 「もうこれ以上、不要な戦争をしてほしくない」と世界中の人々が望んでいたはずだ。しかし米国とイスラエルによるイランへの激しい先制攻撃によって、その願いはまたしても破られた。

 私は2月6日から21日まで中東のカタールとヨルダンに出張し、講演を重ね、政府高官や専門家と意見交換する機会に恵まれた。ガザ紛争や米国とイランの核協議で仲介をしていたカタール政府高官は「イランの核兵器開発を停止させる協議と、ミサイルや親イラン組織への支援の問題は切り離して協議し、何とか米イラン間の戦争を回避したい」と力説していた。

 実際、2月から始まった米国とイランの核協議は26日にジュネーブで3回目の協議が行われた。詳しい...

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