
カプキョイ国境検問所を通過する人たち=8日、トルコ東部カプキョイ(共同)
「祖国にはもう戻れないかもしれない」。粉雪がちらつき、寒気に手がかじかむトルコ東部のイラン国境検問所で母子が悲壮な表情を浮かべた。米国とイスラエルの攻撃が続くイランから退避する人々の列。故郷が被害を受けたことへの憤りと、変化の兆しが乏しい強権的なイラン体制への不満から、国民は複雑な心境で「平和と自由」への願いを口にした。(カプキョイ共同=立田成美)
新たなイラン最高指導者モジタバ・ハメネイ師の選出が発表された前後の8、9両日、トルコ東部ワンから東に約80キロのカプキョイ国境検問所。氷点下2度の中、大きな荷物を手にした人々は震えながら、乗り合いバスやタクシーに足早に乗り込む。イラン側に、米イス...
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