霹靂(へきれき)とは雷や雷鳴のこと。空が青く晴れ渡っていても、突然雷が鳴り響くことがある。そこから突然起こる驚きの出来事を「青天の霹靂」と呼ぶ

▼おとといの新潟市内は未明からものすごい雷に見舞われた。ごう音が建物を揺らし、稲光が地上に突き刺さった。滝のような雨が地面を打ちすえ、場所によっては浸水被害も起きた。そこから一転、きのうは青空がのぞき、痛いほどの日差しが降り注いだ

▼新潟県も梅雨明けであるという。ついこの間、梅雨入りしたと聞いたばかりだった。6月中に明けるのは統計開始以来初めてだ。関東甲信は明けていたから予感があったとはいえ、こんなに早く真夏が訪れるとは。「青天の霹靂」に匹敵する驚きだ

▼これまでの最速梅雨明けは2001年の7月2日だった。本紙の紙面をさかのぼると、いわゆる梅雨明け宣言があったのは7月15日のこと。しかし9月に再検討した結果、2日の段階で明けていました、ということになった

▼この年の7月は猛暑だった。新潟市では、真夏日が22日間もあった。県内の降水量は平年を大幅に下回り、渇水に。それが8月になると暑さが和らぎ、下旬になるとぐずつく日も目立った。紙面には「例年より季節の推移が早かった」という気象台の見立てが載っている

▼ことしはどんな夏になるのか。いまの時点では体が暑さに慣れていない方も多いだろう。慣らし運転の時間が少ないのに、いきなりの夏本番。ため息を漏らせば、顔の周りの気温も上がったような。

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