
和歌山資産家男性死亡公判の争点と判断
和歌山県の資産家男性死亡で殺人罪に問われた元妻の控訴審は、検察側が求めた新たな証拠や証人申請が全て退けられ審理はわずか1回で終了、一審の無罪判決が維持された。刑事裁判の二審は、一審の量刑や判断に誤りがないかを検討する「事後審」に当たり、追加立証が認められるハードルは高いとされる。大阪高裁判決は「一審で(検察と弁護側)双方の攻防は尽くされた」と判断、事実上の「門前払い」とされた検察側は悔しさをにじませた。
▽立場
「多数の間接事実が複雑に絡み合う事件だが、(一審の)論告、弁論で双方が重視した内容は裁判員らに十分伝わったと考えられる」。23日の高裁判決は、争点となった事件性や犯人性の判断が難しい...
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