
試験走行しているリニア中央新幹線の車両=2022年10月、山梨県内
リニア中央新幹線の静岡工区を巡るJR東海と静岡県の議論に区切りがつき、懸案の解消にめどが立った。目標としていた2027年開業からの遅れを余儀なくされており、年内着工への期待が高まる。ただ工事費の膨張や、南アルプスを貫く長大なトンネルを掘るという前例のない難工事など課題も山積している。
▽積み重ね
「10年弱、対話を行ってきた。こうした積み重ねの結果だ」。静岡県の鈴木康友知事は、26日に出したコメントでこう強調した。リニア工事に伴う影響を調べるため、県は18年に専門部会を設置。国土交通省も県の懸念払拭に向け、20年から水資源に関する有識者会議を開催してきた。
しかし当時の川勝平太知事の反発は強...
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