
最高裁は27日、北海道砂川市の要請でヒグマを駆除したハンターに対し、猟銃の所持許可を取り消した北海道公安委員会の処分を違法と判断した。発砲の危険性を踏まえた上でなお、ハンターが果たす公益的役割を重視した。「公の活動に協力したのに、銃の所持許可を失いかねない」と懸念する現場の思いに応えた形だ。近年、クマによる人的被害の深刻さが増しており、ハンターら対策の担い手確保という課題が重くのしかかる。
▽変遷
「ハンター目線で、ごく常識的な判断をしてもらった」。判決後、取材に応じた原告の池上治男さん(77)は語った。
提訴から6年近くに及んだ訴訟は一、二審で判断が変遷。分かれ目となったのは、現場にいた別...
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