イラン攻撃の開始後、エネルギーや石油製品の供給は混乱の一途をたどる。政府は石炭の活用を増やす窮余の策を繰り出し、政策の一時変更に傾いた。石油備蓄放出やガソリン価格を抑える補助金の再開でも不安の収束は見えない。混乱が長期化すれば、石油需要の抑制に追い込まれそうだ。
▽「脱中東」
「あくまでも選択肢の一つに過ぎない」。イラン攻撃が始まった直後の3月初旬。政府関係者は石油備蓄の放出に慎重だった。潮目が変わったのは3月9日。ニューヨーク原油先物相場が急騰したとの知らせが入ると資源エネルギー庁幹部らが頻繁に官邸入り。11日に高市早苗首相が備蓄放出とガソリン補助金の再開を表明するドタバタぶりだった。
日...
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