会談で握手を交わす高市首相(左)とトランプ米大統領=19日、ワシントンのホワイトハウス(共同)
 会談で握手を交わす高市首相(左)とトランプ米大統領=19日、ワシントンのホワイトハウス(共同)
 米海軍の原子力空母「ジョージ・ワシントン」の艦上を歩く、高市首相(左から2人目)とトランプ米大統領(左端)=2025年10月、神奈川県横須賀市
 儀仗隊による栄誉礼を受けるヘグセス米国防長官(右)。左は中谷元・防衛相(当時)=2025年3月、防衛省
 中距離ミサイル発射装置「タイフォン」=2025年9月、山口県岩国市の米軍岩国基地

 集団的自衛権の行使を容認した安全保障関連法の施行から10年で、自衛隊と米軍の一体化は加速し、日本が軍事的に果たす役割は拡大した。トランプ米大統領は自国の利益最優先の姿勢を崩さず、日米の足並みの乱れを引き起こす。米軍のイラン攻撃に伴う中東情勢の悪化も、両者の連携関係に影響を与えかねず、自衛隊では「振り回されるリスクが大きすぎる」と懸念が広がる。

 ▽密度

 台湾を包囲する中国軍から米軍が攻撃を受け、自衛隊が集団的自衛権を行使する―。政府関係者によると、自衛隊は近年、こうしたシナリオでの演習に取り組んでいる。

 陸上自衛隊と米海兵隊による昨年秋の大規模な共同訓練では、中国が警戒感を示す米軍の中距離ミサ...

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