2026年度当初予算案調査では、8割近くの都道府県が外国人との共生に向けて事業を強化する方針が明らかとなった。人手不足が深刻化し、外国人が地域を支える貴重な働き手となる一方、待遇の良い地域への人材流出も懸念される。自治体は、外国人から「選ばれる地域」となるためにも、住民との共生を推進し、人材の確保や定着に向けた取り組みに注力している。

 ▽不可欠

 「地域社会の維持や発展に、外国人材は不可欠だ。摩擦が生じないように、共生に向けた意識を育む必要がある」。滋賀県で交流事業を進める担当者はそう断言する。

 総務省によると、労働力の中核となる15~64歳の日本人人口は1990年代をピークに減少。2025年...

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