衆院予算委で答弁する日銀の植田総裁(右)=30日午前
 衆院予算委で答弁する日銀の植田総裁(右)=30日午前
 衆院予算委で答弁に向かう日銀の植田総裁=30日午前
 市場を取り巻く構図

 原油高騰が長期化するとの懸念が、市場を揺さぶっている。30日は株、国債、円が下落するトリプル安の「日本売り」が起きた。政府は為替介入も辞さない構えで市場をけん制。物価抑制へ日銀が早期に利上げするとの観測も広がるが、景気悪化への警戒もくすぶり金融政策は難路が続く。

 ▽断固措置

 「そろそろ断固たる措置も必要になる」。財務省の三村淳財務官は30日、記者団に強調し臨戦態勢を印象づけた。円安水準が一時1ドル=160円の大台に達し、2024年7月以来の介入が現実味を帯びる。発言を機にやや円高に振れたが、円が売られる大きな流れは簡単に変わりそうにはない。

 政府は円安進行の主因が原油高にあるとみている。原油...

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