
中部電力本店=3月31日午後、名古屋市
中部電力が浜岡原発(静岡県)の耐震データ不正の報告書を原子力規制委員会に提出した。だが、地震で想定する最大の揺れ「基準地震動」の策定過程を巡る社内記録の不足が露呈。経緯が検証できない「死角」が浮かび、実態解明は難航気味だ。一方、再発防止に向けた組織刷新は棚上げ状態が続く。
▽あり得ぬ対応
「社会の皆さまからの強いご不信を招き、深くおわび申し上げる」。林欣吾社長は31日、名古屋市の本店での記者会見で重ねて謝罪した。再発防止などの改善策は、第三者委員会の結論を待たずに可能なものから着手する構えを示した。
原子炉等規制法に基づく報告徴収命令を受け、1月5日のデータ不正公表から3カ月近くを置いて提出...
残り873文字(全文:1173文字)













