会談で握手を交わす高市首相(左)とトランプ米大統領=3月19日、ワシントンのホワイトハウス(共同)
会談で握手を交わす高市首相(左)とトランプ米大統領=3月19日、ワシントンのホワイトハウス(共同)
米オハイオ州で火力発電所の起工式に出席した孫正義氏(中央)とラトニック米商務長官(右)=3月20日(共同)
米アラスカ州の原油輸送のパイプライン=2025年5月(ゲッティ=共同)
1979年3月28日に炉心溶融事故を起こしたスリーマイルアイランド原発=2019年3月、米ペンシルベニア州(共同)

 高市早苗首相がトランプ米大統領との首脳会談で打ち出した、日米関税合意に基づく対米投融資の「第2弾」は、総額最大730億ドル(約11・5兆円)に達する巨額案件となった。日本側は、トランプ氏が推し進める「米国を再び偉大に(MAGA)」政策の根幹への関与を通じ、「最強の相棒」の地位を確保することができたとみているのだろう。しかしその裏側には、巨額の資金負担リスクと、気まぐれの「トランプ政治」に国家の命運を委ねるという極めて不確実性の高い「賭け」が潜んでいる。(共同通信編集委員兼論説委員 内田恭司)

 ▽次世代原子炉の標準化狙う

 3月19日、米ワシントンでの日米首脳会談で合意された「第2弾」の投融資計...

残り3096文字(全文:3396文字)