コロンビア・ククタで、涙を流すクラウディア・マンリケさん=1月
コロンビア・ククタで、涙を流すクラウディア・マンリケさん=1月
コロンビア・ククタで、取材に応じるクラウディア・マンリケさん=1月
銃器を構えるELNの構成員(ELNのウェブサイトから)
クラウディア・マンリケさん(左)と、娘のカミラさん=2021年6月21日、コロンビア・ティブの自宅(マンリケさん提供)
コロンビア・ククタで取材に応じるUNHCRククタ事務所のユリ・ゲレロ代表=1月

 南米コロンビアの女性、クラウディア・マンリケさん(47)のほおを涙が伝った。

 「ゼロから生活しなければいけない。でも仕事ができない」

 ここは北部の国境の町ククタ。マンリケさんは昨年1月、ここに逃れてきた。発端は、コロンビアの辺境・カタトゥンボ地方で、コカインの原料コカの栽培地を巡るゲリラ組織間の抗争が起きたことだ。

 マンリケさんはかつて、ゲリラから性的暴行を受けた。だが苦難は、避難先でも待ち受けていた。(年齢は取材当時、共同通信ロサンゼルス支局長=井上浩志)

 ▽ゲリラが目指す覇権

 抗争は、左翼ゲリラ組織の民族解放軍(ELN)と、コロンビア革命軍(FARC)分派の間で起きた。昨年1月中旬のこと...

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