
「中高生の部活で『心理学部』ができるくらい親しみのある分野になれると良いですね」と話す山田祐樹さん
性格診断や他人の心の読み解き方―。書店には多くの「心理学」の本が並び、関心の高さがうかがえるが、科学的な裏付けがないものも少なくないという。こうした状況を「いったんまとめて整理したかった」という九州大准教授の山田祐樹さんが「変な心理学」(ちくま新書)を書いた。
取り上げたのは、好きだった相手に思いが通じたとたんに関心を失う「蛙化現象」や、ごく短い文言を映像に紛れ込ませる「サブリミナル効果」などの言葉。心理学用語として説明されることがあるそれらの出どころや広まった過程を、論文や書籍、ネット上の書き込みで追いかけると「どれも学術的な検討がされた形跡がほぼなかった」。
専門は人間の心の動きを解明する認...
残り362文字(全文:661文字)













