新潟市道路元標。8本の国道の起終点である本町交差点にある=新潟市中央区

 「道路元標」ってなぁに? 道路の起点、終点、経過地を示す目印で、1919(大正8)年の旧道路法施行令で「道路元標は各市町村に一箇を置く」と設置が義務づけられた。現在は設置義務がなくなり、多くは撤去されたが、探すとまだ各地に残っている。旧街道沿いにあったり、合併で消えた自治体名が記されたりして、貴重な史料でもある。地域の歴史に思いをはせ、元標を訪ね歩いた。

(長岡支社・椿智彦)

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 「新潟市道路元標」は新潟市中央区の本町交差点にある。8本の国道の起終点となっており、集まる本数は高知県庁前と並んで全国最多だ。「日本国道路元標」がある東京・日本橋の7本よりも多い。

 本町交差点が起終点となる国道は、青森市に向かう7号、京都市に向かう8号、柏崎市に至る116号などだ。ただ、...

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